自分でできる正しい犬のしつけ術
日本犬はもっともポピュラーな犬種ですが、少し神経質な性格で、ご主人様には忠実なものの外部の人間や犬に強い警戒心を抱くのが特徴で、昔から「番犬」としての役割を果たしてきました。
西洋犬は、良くも悪くも人間の役に立つように、あるいは愛されるように、改良に改良を重ねられて現在に至っています。日本犬に比べ性格も様々ですので、飼い主自身のライフスタイルや趣向に合った種類が選べます。
注意したいのは、3種類ともに交配してきた犬の犬種が異なるため、性格も大きく異なること。猟犬の血を受け継ぐ「スムーズ」は気が強いのが特徴です。スパニエルを交配させてつくられた「ロング」は性格が優しく、小さなお子さんのいる家庭向けといえるでしょう。甘えん坊の一面もあり、夜泣きや無駄吠えのしつけは粘り強くおこないましょう。
どの小型犬にも共通しますが、叩くなどの威嚇的なしつけ方はご法度。おやつを有効に使いながら繰り返し、成功したときは思いっきりほめてあげましょう。おトイレは比較的すぐに覚えます。
大型犬が飼い主に与えてくれる癒しと充実感は、小型犬では味わえないものがあります。とくに、盲導犬やセラピー犬として活躍するラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーは初心者にもお勧めできます。好奇心旺盛でやんちゃな性格のラブラドールに比べ、人懐こくて従順なゴールデンが初めてでも飼いやすいでしょう。
19世紀にイギリスで誕生したといわれるゴールデンは、猟で仕留めた水鳥を泳いで回収する(レトリバー)役割を担ったという通り、人の役に立つことに喜びを感じる特徴があります。愛らしい表情と人好きの仕草は街中でも大人気。
しつけ方は「ほめるのが基本」ということに変わりありません。ただ、1年で20~30キロに成長するので、きちんと制御できるうちに基本的なしつけは終えておきたいところです。とくに甘噛み対策は十分に行い、不安があればドッグトレーナーへ依頼しましょう。
ゴールデン・レトリバーとの信頼関係ができれば、これほど「飼ってよかった」と思える犬種はありません。できれば、ブリーダーからの直接購入を選択してほしいものです。きちんと親犬を確認させてもらうことができ、出産後2カ月間は親兄弟と暮らす期間として保障しているブリーダーや業者なら、まず間違いありません。ペットというより「家族」として過ごすのですから。
小型犬の魅力は何といってもその愛らしさです。ぬいぐるみのように小さな体を使って走り回る姿は大型犬にはない魅力があります。
小型犬の特徴は体が小さく、飼いやすこと。狭い日本の住宅事情に最もマッチした犬種と言われています。抱っこもしやすく、イザという時にはすぐに抱え上げることができるので、女性一人でも病院などに楽に連れて行くことが可能です。
また、大型犬に比べるとリードを引っ張る力もそれほど強くはないので、散歩の時もコントロールしやすいといった特徴があります。
飼育コストが安いのも小型犬の特徴です。月々のエサ代、トリミング費用、ペットホテル料金、医療費なども大型犬を飼うよりも安く済みます。室内で飼育することができるので、大型犬よりもスキンシップが取りやすく、犬好きの方にとってはいつでも一緒にいられる安心感が得られるのも小型犬の魅力です。
ひとくちに小型犬といってもその種類は様々。モコモコとした毛が特徴のシーズーや胴の長さがチャームポイントのミニチュアダックスをはじめ、クリクリとした目で人気のチワワや垂れ耳が何とも可愛いビーグルなど、個性的な犬種が数多くいます。犬種によって特徴や性格は大きく異なるので、それぞれの犬の個性や犬種に合った飼い方やしつけ方をすることが大切です。
まず、小型犬を飼うときに重要なポイントは犬の特徴をよく知っておくこと。例えば、ミニチュアダックスやビーグルは元々は猟犬です。そのため小型犬といえども運動量が豊富なので、十分な散歩が必要となります。毎日の散歩の量が不足するとストレスが溜まって無駄吠えを繰り返すようになったり、ほかの犬に対して攻撃的になったりするので、飼う前には十分な散歩時間を用意できるか検討することが大切です。
また、チワワやシーズーといった犬種は愛玩犬として生み出された犬です。骨や関節が先天的に弱いので、高いところからジャンプするといったことを繰り返していると、骨折したり関節に障害が出ることがあります。したがって、愛玩犬として生み出された犬種を飼う場合は、椅子の上などからジャンプさせないように注意する必要があるのです。
これから小型犬を飼うことを検討している方はこのような犬の特徴をしっかりと理解してから飼うようにしましょう。
中型犬には人気の種類が多く、飼ってみたい犬のランキングでも上位にランクインする犬種が少なくありません。柴犬やコーギーなどは、特に人気の高い中型犬と言えるでしょう。住宅事情が許せば、中型犬を飼ってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
中型犬の場合も、きちんとしつけをすれば室内飼育は十分に可能です。体が小型犬よりも大きいため、毎日の運動量には少し気を付けてあげる必要がでてきます。
室内で飼うときに特に大切になるのが、トイレに関するしつけです。トイレでの排泄を覚えさせるためには、ある程度根気が必要になります。スムーズに覚えてもらうためには、できれば子犬のうちにしつけをスタートしましょう。
ペットシーツや市販のペットトイレを用意して、しっかりと場所を覚えさせます。排泄の気配がしたら、すぐにペットトイレの上に連れていくようにし、臭いをつけさせるのがコツです。
上手にトイレができたときには、すかさずおやつをあげると効果的。少し大げさなくらいに褒めてあげると、犬もトイレの場所を覚えやすくなります。
初めて犬を飼う方でも比較的トライしやすいのが、食事の前の「お手」や「待て」です。こういったトレーニングをするときにも、やはりおやつを活用するとよいでしょう。成功したときにはその都度おやつを与えて褒めます。愛犬のしつけを成功させるためには、飼い主が褒め上手になることが必要。
中型犬も、しつけ方に関しては小型犬や大型犬とほぼ同じです。子犬の段階であれば呑み込みも早い可能性がありますので、しつけが楽になります。その犬の性格も考慮しながら、ベストなしつけを行っていきましょう。
中型犬は、犬種によって少し性格が異なります。姿態にもそれぞれ特徴があり、特定の犬種のファンも少なくありません。日本で人気がある柴犬は、日本犬ならではの従順な性格をしているのが1つの特徴です。活発なところもあり、家庭犬としても最適な条件を備えています。頭もよく、飼い主がきちんと接すればしつけでも余り戸惑うことはないでしょう。
柴犬のような日本犬をしつけるときには、飼い主がしっかりとリーダーシップをとることが大切です。少し警戒心が強いところがあるので、スムーズにしつけるためには日頃の信頼関係を築いておく必要があります。
イギリスの牧羊犬、コーギーも日本で人気の高い中型犬です。コーギーは見た目の愛らしさもさることながら、明朗な性格が人気の一因になっています。ただ、コーギーの場合は少し頑固なところがあり、他の洋犬に比べると警戒心が強いのが特徴です。
吠え癖などがついてしまうと、日常生活でも問題行動が目立つようになる場合がありますが、コーギーも頭のよい犬なので、しっかりとしつければかなりマナーのよい犬になります。ストレスが溜まらないように毎日の散歩を欠かさないように心がけると、しつけやすくなる可能性があります。
均整の取れた体つきにファンが多いのが、ビーグルです。ビーグルはウサギ狩りなどに使われていた狩猟犬で、運動能力が非常に高い犬種です。この犬種の場合も明朗快活なところが魅力ですが、少し甘えん坊な一面があります。こういった犬種の場合は、適度な独立心を養うのが問題行動を防ぐコツになってきます。分離不安の状態に陥らないためにも、過保護な環境で育てるのは避けましょう。
短い時間の留守番に慣れさせると、大抵は飼い主と離れることに対して余り不安を抱かなくなってきます。在宅しているときと留守にしているときのギャップを作らないことも、分離不安を防ぐための方法の1つです。
中型犬は大型犬ほど大きくなく、飼いやすいのが魅力です。しつけのコツを押さえて、快適なペットライフを送っていきましょう。
大型犬と聞いて、パッと頭の中に浮かぶ方は少ないのではないでしょうか?日本では、やはりチワワやプードルなどの小型犬が人気です。大きい犬といっても柴犬ぐらいを見かけるぐらいで、大型犬を連れて散歩している姿ってあまり見ないですよね。
たしかに、小さい犬の方が飼育がしやすかったり、家の中でも飼えるなどのメリットもあり、選ばれる方も多いのではないかと思います。しかし、大型犬にも魅力はたっぷりあるのです。
大型犬といっても種類はたくさんあります。しかし、基本的にどの犬もとにかく、きれいでかっこいいのはかわりありません。大きくて堂々と散歩する姿は、とても凛々しく注目の的です。
また、大型犬に対して大きい=こわいというイメージを持たれている方も多いのではないかと思いますが、実際、そんなことは全くありません。とても甘えん坊で優しく、おおらかな犬が多く、見た目とのギャップにより一層可愛さを感じてしまいます。もちろん体が大きいので、いざという時には守ってくれる、強い責任感ももっています。
日本では限られた種類の大型犬しか見ることはありません。しかし、大きな体に優しさと、ちょっとしたことには動じることのない力強さをもつ性格を特徴とした大型犬は、海外ではとても人気があり日本では見る事があまりない種類の、大型犬を飼われている方も多く人気があります。
大型犬は、犬種により様々な仕事を与えられてきました。一般的には、無駄吠えも少ない犬種であることから警察犬や盲導犬、救助犬など命にかかわる仕事をしてきた頭の良い犬たちです。しつけ方ひとつで大型犬の魅力を引き出す事ができます。
またしっかりとしつけが出来ていなければ、トラブルになることも考えられるので小さい頃から教えることが大切です。
生後2カ月~一歳ころまでに、ほかの犬と触れ合ったり、色んな場所や匂いをかがせたりと、色んな事を経験させるようにします。そういった経験が、人から怯えたり、怖がったりすることを防ぐことが出来ます。
大型犬のしつけのポイントとして、主従関係が重要になります。飼い主の中に、誰か1人必ず大型犬のパワーを抑えることが出来る人が必要になります。
主従関係が築けず、犬が、立場が上だと勘違いしてしまうと、手をつけられない状態になります。犬が要求した事をするのではなく、飼い主が要求した事をさせるようにします。
どんな事に対しても、人間が先に行い、犬は後でさせるように心がけます。散歩をする時も、犬が行きたい所に行かせるのではなく、飼い主が行く所へ犬をついて行かすようにします。こういった事を普段から行う事で主従関係ができていきます。
大型犬を飼うにあたっては、小型犬や中型犬に比べて、しっかりとしつけをする必要があります。じゃれあっているつもりでも、ひとつ間違えれば怪我につながる危険ももっています。実際、大型犬に噛まれて大怪我をするといった、ニュースを見たことがある方もいるのではないでしょうか。ひとつ間違えれば大変な事になりますが、しっかりとしつけをし飼っていれば、頼れる最高のパートナーになることは間違いありません。
犬を飼うことが初心者の方には、しつけが難しいであろう犬種もあります。不安に思った時は、プロのドッグトレーナーや訓練士の方に教えてもらうのも一つですが、愛犬との深い絆を築くためにも、飼い主さん自身がプロのドッグトレーナによる教材を実践ことが理想です。
日本犬というとどんな犬を思い浮かべますか。柴犬や秋田犬などが思い浮かぶと思いますが、日本発祥の日本犬は6種類います。
日本犬は基本的には飼い主に従順ですが、時には気難しいという犬種になります。飼い主が愛情を注げば注ぐ分だけそれに応えてくれるという気質のため、しっかりとコミュニケーションの時間を取らなければいけません。
これは日本犬ならどの犬種にも当てはまる特徴ですが、細かな特徴はそれぞれの犬種で変わってきます。
柴犬は日本犬の中では最も人気のある犬種になります。中型犬のなかでも人気のある犬種として知られています。
柴犬の体高は35cm~41cm、体重は9kg~14kgほどが標準です。平均寿命は12年~15年ほどでしょうか。
柴犬は茶色のイメージがありますが、黒や胡麻、まれに白い柴犬などもいます。性格としては、勇敢で大胆、主人に忠実などの特徴があげられます。主人には忠実な一方警戒心も強く、他人には吠え続けてしまったりする習性から、番犬として飼われることが多い犬種になります。
しつけ方のポイントは、密なスキンシップやコミュニケーションを取るということです。信頼関係がないと、無駄吠えや甘噛みなどをするようになりますので、しっかりとした触れ合いの上でしつけをしてください。
秋田犬は日本犬の中では唯一の大型犬になります。体高は58cm~71cm、体重は27kg~59kgで、平均寿命は11年ほどと他の日本犬に比べると短めです。
忠犬ハチ公でも有名な秋田犬は、飼い主に従順で愛情深い犬種になります。また、柴犬同様他人には警戒心を強く持ちます。
闘犬としての本能が残っている秋田犬は、小さいうちからしっかりと動物的本能を抑えられるようにしつけをしましょう。目を見てできるまで繰り返すことが重要になります。
紀州犬は、体高46cm~55cm、体重は12kg~25kg、平均寿命は12年~14年ほどになります。日本犬の中でも無駄吠えしないことで知られており、忍耐強く勇敢で身体的に強いという特徴があります。
飼い主にはとても穏やかな犬種ですが、攻撃的な面もあるため他人と触れ合う場合はしっかり見ていることが重要になります。
しつけ方としては、小さい頃からしっかりとしつけることが大切です。日本犬の中でも攻撃的な部類ですので信頼関係を構築しつつ、飼い主以外にも慣れさせるとよいでしょう。
甲斐犬は柴犬の次に小さい日本犬です。体高は47cm~53cm、体重は13kg~18kg、平均寿命は14年~16年ほどになります。オオカミに似た姿で俊敏で運動神経の高い犬種です。
頑固で気難しい甲斐犬ですが、主人と決めた相手には非常に忠実で尽くしてくれます。反面、他人には滅多に心を開かない犬種です。
しつけ方は、小さい頃から毅然とした態度で上下関係をしっかりと覚えさせることが大切になります。
四国犬は国の天然記念物に指定されている犬種です。古くは土佐犬と言われていましたが土佐闘犬と区別するために四国犬に改名されました。
体高は46cm~55cm、体重は15kg~25kg、平均寿命は11年~13年ほどです。四国で猟犬として活躍していたため、体力や持久力に優れ暑さにも比較的強い犬種です。
性格は他の日本犬と同様に飼い主には従順ですが、他人には攻撃的な面があるので注意が必要です。
しつけ方は、性格的に攻撃的になることが多いので、小さい頃から上下関係を覚えさせるとよいでしょう。また、小さい頃から散歩などで社交性を身につけると優しい犬になる傾向があります。
北海道犬は体高42cm~53cm、体重12kg~25kgで平均寿命は13年ほどです。我慢強く勇敢で怖いもの知らずな性格をしています。日本犬の中では温厚で攻撃性の低い犬種です。
しつけ方は、他の日本犬と同様に上下関係を覚えさせ、小さい頃から他の人や犬と触れ合わせて社交性を高めるといいでしょう。無駄吠えが少ないので、きちんとしつければ飼いやすい犬種です。
このように、日本犬は体の大きさや性格など細かな違いはあれど、似たような気質が見られます。飼い主に従順な犬種が多いので、しっかりとしつけることができるのならば、飼いやすい犬種と言えるでしょう。
人気のトイプードルやミニチュアダックスフントの小型犬は手軽に飼えそうなイメージですが、意外と無駄吠えを抑えるしつけ方が難しく、ペット可のマンションやアパートでもトラブルの原因になっています。
大型犬は飼い主に忠実で満足感が高いと評判です。ただ、力が強いため、場合によっては手に負えなくなる事例もあります。もちろん、体重が増えればそれだけ食事代や予防注射などの医療費、ペットホテル代などもろもろの費用がかさんできます。
家の中で飼うためのスペースや移動のための車、長距離の散歩を毎日こなす体力など、あらゆる条件への対応が迫られます。とくに、小さな子供がいる家庭で大型犬を飼うことは避けるべきでしょう。
小型・中型・大型犬、日本犬・西洋犬問わず、ワンちゃんのしつけは幼犬の頃から、早ければ早いほど効果的なのはいうまでもありません。叱る時はハッキリと。ただし叩いたり怯えてしまうような叱り方はNGです。
褒める時は、大げさなくらいが丁度良いですが、おやつに頼ってばかりもいけません。主従関係をしっかりと判らせ、飼い主さんに従うことに喜びを覚えるしつけを覚えさせましょう。
…等々、犬のしつけ教室やドッグトレーナー探しに不安や苦労はつきものですね。
預けた愛犬とドッグトレーナーの相性が悪かったり、飼い主様の見えないところでの対応が不安だったり…、どうしても他人(他者)に託すことに不安がある場合、いっそのこと飼い主様ご自身が正しい犬のしつけ方法を身に付けられては如何でしょうか。
様々な犬のしつけマニュアル(書籍や動画)が存在しますが、多くの飼い主様が実践され、最も高評価の人気教材「しほ先生のイヌバーシティ~いぬ大学~」をご紹介します。
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